【衝撃】Claude CodeでCTO業務を完全自動化|Obie Fernandezが3週間で11,579行の組織知識を構築した方法

「Claude Codeに『秘書を作ってくれ』と頼んだら、CTO業務が一変した」

この投稿が今、テック業界で大きな話題になっている。投稿したのはObie Fernandez氏。Ruby on Railsのバイブル「The Rails Way」の著者であり、a16z cryptoなどから出資を受けるフィンテック企業ZARのCTOだ。

Obie FernandezのClaude Code活用概要

この投稿は19.3万回以上閲覧され、4,126件のブックマークを獲得した。単なる「生産性が上がりました」という話ではない。AIが知識労働者の働き方を根底から覆すことを証明した実例だ。

目次

Obie Fernandezとは何者か

まず、この投稿がなぜ信頼に値するのか、人物像を見てみよう。

項目 詳細
著書 「The Rails Way」「Patterns of Application Development Using AI」
経験 ソフトウェア開発30年以上
現職 ZAR CTO(新興市場向けフィンテック)
出資元 a16z crypto、Dragonfly、Solana創業者など

30年以上この業界で戦ってきたベテランが「今が一番ワクワクしている」と言う。その理由を見ていこう。

システム構築:「フォルダ構造? 考えてない」

Obie氏がZARのCTOに就任したのは約3週間前。彼は新しいフォルダを開き、Claude Codeにこう伝えた。

Obie氏が打ち込んだプロンプト:

「マークダウンで動く仕組みを作ってくれ。定期的にClaude Codeを走らせて、世界最高のCTOになれるようなやつ。君を秘書兼CTOアドバイザーとして使いたい。フォルダ構成は好きに決めてくれ」

Claude Codeが自動生成したシステム構造

ここで重要なのは、Obie氏自身はフォルダ構成を一切設計していないという点だ。テンプレートも作っていない。「任せた」の一言で終わり。

Claude Codeが勝手に構造を組み立てた。そして驚くべきことに、Obie氏は今でもその中身をよく知らない。知る必要がないからだ。

1日の業務フロー:まるでJARVIS

Obie氏はこのシステムを「JARVISみたいなもの」と表現している(ただしターミナル画面限定だが)。

朝イチ:「おはよう」だけでOK

Obie氏が「おはよう」と打つと、Claude Codeが自動で動く。

  • 今週のフォーカス項目を確認
  • 未処理のタスクをチェック
  • 今日の予定をカレンダーから取得(Rube/MCP連携)
  • 注意すべき点を報告

所要時間は30秒。これだけで1日の全体像が掴める。

会議後:議事録を貼り付けるだけ

会議が終わったら、Geminiで文字起こしした内容をClaude Codeに貼り付ける。それだけ。あとはClaude Codeが勝手にやってくれる。

  • 会議メモを作成
  • 誰が何をやるか、タスクを抽出
  • 参加者の情報をチーム名簿に追記
  • 関連ファイルを更新

「何をしろとも言ってない。どこに保存しろとも言ってない。ただ、やってくれる

– Obie Fernandez

1on1の前:「準備して」の一言

1on1の前に「田中さんとの1on1を準備して」と打つだけで、Claude Codeが動き出す。

  • その人物のこれまでの記録を読み込む
  • 最近のメモを確認
  • 未処理のタスクをチェック
  • 話すべきトピックを提案

すべての1on1に、完璧な準備をした状態で臨める。「チームは絶対気づいてるはず」とObie氏は言う。

Claude Codeの日常ワークフロー

Slack投稿:「これ投げといて」

重要なPRやデプロイの報告をしたいとき、「これ#engineeringに投稿して」と伝えてメッセージを渡す。Claude CodeがそのままSlackに投稿する。終わり。

驚いたことに、Obie氏はAIを使って部下全員にSlackでメッセージを送った。定期1on1のセッティングを依頼する内容だ。誰もAIだと気づかなかった。

3週間で積み上げた数字

では、実際にどれだけの成果が出たのか。数字で見てみよう。

3週間の成果データ
項目 数値 補足
会議メモ 82件 すべて整理・保存済み
1月の会議数 47件 1日平均2件以上
1on1記録 18件 フォローアップ込み
タスク管理 35ファイル 担当者・ステータス付き
チーム情報 23人分 経歴・強み・目標・会話履歴(264行)
参照ドキュメント 9件 戦略・設計・ツール・関係者
蓄積された知識量 11,579行 組織の「記憶」がここに

これがたった3週間の成果だ。しかも、自分でコードも書き、CEOやCPOと経営レベルの仕事もこなしながら。

なぜこのシステムは上手くいくのか

1. 「仕組み」が見えない

Notionを使ったことがある人なら分かるだろう。「これはページ?データベース?」「どのワークスペースに置く?」「半年前に決めた分類、もう合わなくなった」——こういう悩みが絶えない。

このシステムでは、裏側の仕組みを意識する必要がまったくない。Claude Codeに話しかけるだけで、すべて処理される。

2. Rube/MCP連携が肝

Obie氏が「これだけは絶対に必要」と強調するのが、Rube/MCP連携だ。

  • カレンダーに直接アクセス
  • Slack、Twitter、Linearとつながる
  • 「明日の予定は?」「これSlackに投げて」が一発で動く
Rube/MCP連携の重要性

3. 会話の履歴がずっと残る

すべてがマークダウンファイルとしてGit管理されている。Claude Codeは数週間前の決定を参照できるし、複数の1on1の内容を横断的に比較して、自分では気づけなかったパターンを見つけ出すこともできる。

4. 使うほど賢くなる

会話するたびに情報が蓄積される。決定を下すたびに参照点が増える。チームの動きを記録するたびに、「誰が何を気にしているか」の解像度が上がっていく。

5. 並列作業も余裕

Claude Codeのセッションを複数開けば、3つの会議の準備を同時進行できる。それぞれのタブに完全な文脈が保持されている。

実際の使い方を見てみよう

採用活動

候補者のレジュメやLinkedInを貼り付けると、Claude Codeはこう動く。

  • 採用パイプラインの情報を更新
  • チームに足りないスキルを踏まえた質問を提案
  • 最近の1on1内容から「今チームが本当に必要としている人材像」を割り出し、面談の準備をしてくれる

問題のあるメンバーへの対応

「佐藤さんとのこれまでのやり取りを見せて」と頼むと、Claude Codeは1on1の記録を引っ張り出し、問題のパターンを示し、期待値とのギャップに関する決定記録を参照する。

もし退職勧奨が必要になっても、「なんとなくダメだった」ではなく、繰り返されたパターンの記録がある。

ボトルネックの特定

「今、生産性を落としている要因トップ3は?」と聞くと、Claude Codeは最近の会議メモを読み、未処理タスクをチェックし、Linearのチケット状況を確認する。勘ではなく、データに基づいた答えが返ってくる。

「今まで雇った秘書より優秀」

Obie氏は過去に優秀な秘書を雇ったことがある。年収1,000万円クラスの人材だ。

「Claudeのほうが優秀だ。これまで雇った全員を足しても敵わない。悪いけど、事実だ」

– Obie Fernandez

このシステムが彼に超人的な能力を与えている。10人のエンジニアを束ね、自分でもコードを書き、経営幹部としての仕事もこなす。システムがすべてを追跡し、必要なときに必要な情報を出し、Slack投稿やカレンダー更新やタスク管理を、画面を切り替えることなく処理してくれる。

従来のツールと何が違うのか

従来システムとの比較
観点 従来のナレッジ管理 Claude Codeシステム
維持の手間 「更新しなきゃ」が常に頭にある 会話するだけで勝手に蓄積
整理 分類を自分で考える AIが勝手に整理
情報の取り出し 検索して探し回る 必要なときに向こうから出てくる
ツール連携 画面を切り替えて操作 話しかけるだけで操作完了
スケール 情報が増えると破綻する 「重くなってきたら対処して」で解決

ナレッジ管理ツールが失敗する最大の理由は、「管理すること」自体が仕事になってしまうからだ。更新を忘れないようにし、分類を考え、本来の仕事ではなくツールのことを考え続ける羽目になる。

このシステムが機能するのは、システムのことを一切考えなくていいから。仕事に集中していれば、会話の副産物として勝手に記録されていく。

あなたも今日から始められる

CTOやテックリード、あるいは複数の仕事を同時に回しながらチームも見なければいけない立場なら、もはやこれは必須ツールだ。

いや、知識労働者であれば誰でも、これは必須ツールだ。

Obie氏とまったく同じシステムを作る必要はない。Claude Codeは彼の役割と思考回路に合わせて設計された。あなたには、あなた用のシステムが生まれる。

始め方のヒント

  1. まず始める:新しいフォルダでClaude Codeを開き、「何が欲しいか」を伝える。構造は任せる。1週間使ってみる
  2. ツールをつなぐ:Rube/MCP連携は必須。カレンダーだけでも繋げば、それだけで世界が変わる
  3. 複数セッションを試す:1セッションでも十分使える。でも3つ同時に開いて並列作業すると、本当に「超能力」を手に入れた感覚になる

未来はもう来ている

「未来はもう来ている。ただ、まだ一部の人にしか届いていないだけだ」

– Obie Fernandez

これはまだバージョン1だ。今はターミナル画面だけの世界だが、Wispr Flowで音声入力を使えば、すでにJARVISと会話している感覚になるという。この先に待っているのは、1日中ずっと会話し続けられるアシスタントだ。「ツールを使う」のではなく、組織のすべてを把握し、代わりに動いてくれる存在。

モデルはどんどん賢くなる。Opus 5や6が出たらどうなるか。もっと良いツール連携が実現したら。ウェアラブルデバイスで動くようになったら。想像するだけでワクワクする。

そしてそれは、多くの人が思っているより早く実現する。まだ「AIって本当に役に立つの?」と議論している人がいるが、流れに乗らなければ置いていかれる。

まとめ:「組織の記憶」を自動で作る時代

Claude Codeシステムのまとめ

Obie Fernandez氏のシステムが示しているのは、AIアシスタントの本当の価値だ。

原則 実践
意識せずに情報が蓄積される 会話するだけで自動的に記録・整理
時間とともに価値が増す 3週間で11,579行の組織知識
業務ツールと直結 カレンダー、Slack、Linearを自然言語で操作
フォーム入力は不要 「おはよう」「準備して」で完了
並列作業もOK 複数タブで同時に別の仕事

ZARでは、全社員にこのようなシステムの導入を推奨している。学習コストを下げるためにコンサルタントへの投資も行っている。Obie氏の直属の部下は、全員が導入を義務付けられている

今すぐ新しいフォルダでClaude Codeを開いて、こう打ち込んでみてほしい。「世界最高の______として機能するマークダウンベースのシステムを作ってくれ」。空欄にあなたの役職を入れて、何が生まれるか試してみよう。

未来はもう来ている。ただ、まだ一部の人にしか届いていないだけだ。

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